結婚写真の後悔の可能性を減らしていく
前回の記事でなぜ結婚式の写真への不満が出るのか考え方を書きましたが、
今回は解決法方を長年ウェディング撮影をしている私の考えを共有させて頂きます。
あくまで個人的な見解ですので参考程度に判断頂ければ幸いです。
前回記事のあくまで”結婚式当日の写真には期待しすぎない”事を念頭に置いて頂き、それでもカメラマンによって当たりハズレは確かにあると思います。
そこで結婚写真に後悔する確率を下げる対処法ですが、二つあると思います。
①持ち込みカメラマン2台入れる
この方法が実現できれば最強だと思いますがいくつかハードルがあるので羅列いたします。
会場が持ち込みカメラマンOKか
持ち込み料がゲスト1名分位だと良心的な方だと思います。
逆に10万円程度になってくると、許可はするが持ち込み自体を嫌がっている場合があるので無理をしない方が無難です。
持ち込みカメラマンに撮影規制は無いか
“ゲストとしてならOKですよ”と言われる場合がありますが、逆に言うとキャペル祭壇やメイクルームなどが撮影出来ない
挙式前・披露宴後に二人だけの写真を撮る時間がしっかりあるか
挙式当日のスナップ写真は”記録”の要素が強く、撮影歴を重ねたカメラマン同士では誰が撮ってもほぼ同じ写真になります。個性が出るのは新郎新婦とのフォトセッションの時間帯です。
インスタなどで好みのカメラマンを見つける手間がかかる
ここが一番時間がかかり結婚準備で忙しくなると手が付けられなくなるので
事前に日頃から何名かピックアップしておいた方が良いと思います。
苦労して探し当てたカメラマンに撮ってもらうとかなり満足度が高い傾向があります。
その見つけたカメラマンと気が合うカメラマンをもう一人連れてきてもらう
持ち込みカメラマンの方が安い傾向があるので2カメでも予算的には提携業者と変わらずクオリティーを上げる事に成功すると思います。
カメラマン一人だと自由に撮れない状況を前回書きましたので、ご参考頂ければ幸いです。
結婚式の写真の後悔を思い直す
②会場提携業者の上手なカメラマンに頼む
会場提携のカメラマンでも撮影歴が長く上手な方ももちろんいます。
提携ならではの良い所もありますので下記見分ける参考を記載いたします。
必ずカメラマン個人のサンプルを確認する
プランナーさんのお勧めは”上手い”以外の様々な要素も絡んでいますので、勧められるままでなく自分の好みの写真を探し当てて下さい。
そのカメラマンのサンプルアルバムが複数あるか
会社全体のサンプルではなく、カメラマン個人のサンプルアルバムがあるか?
もし無いと新人かあまり会場に出入りしていないのかも知れません 。
打合せをしてくれる
対面で直接会えなくても、少なくてもメールで意思疎通ができる方が良いです。後述しますが打合せできないのは誰が撮るか決まってない場合があります。
その会場での撮影経験が多い方を聞いてみる
同じ会場でよく撮影しているカメラマンはプランナー・キャプテン・ 司会者と信頼関係があるので撮影をサポートされやすい環境にあります。
撮影指示書を持って行った方が良い?
解決方法①の方はご自身の好みでカメラマンを選び事前に打ち合わせもしているので必要ないと思いますが、解決方法②に当てはまる方は指示書を考えるかも知れません。そこで指示書について思う事ですが、
指示書を当日突然渡さない方が良い
一応カメラマンは「この時間帯は光がキレイなのであそこで撮ろう」など脳内でシュミレーションしていると思いますが、当日突然指示書を渡されると完全にサプライズです。またその内容がどうしても撮りたい3~4カット程度なら良いですが、希望数が多いと、似たような写真を再現する事に精一杯でいい写真を撮るという意識は飛んでしまします。
最近は減ってきましたが2~3年前に指示書を持ってくるのが大流行していた時がありましたが、A4用紙に5~6枚、全く違うロケ地の全く違うテイストの違うカメラマン達の画像をビッチリ印刷して持ってくる方もいました。
試しにA4用紙を5枚重ねて八つ折りにして胸ポケットに入れてみて下さい。
それを開いたりめくったりしながらまだ撮ってない写真と既に撮った写真を探しながら撮影したらもう新郎新婦やゲストの表情を見る余裕はありません。
解決策としましては
事前に打合せの時にプリントを渡す
もしくはメールで事前に画像共有をしておいた方が良いと思います。
どうしても必要と思えばカメラマン本人が判断してが持参して来ます。
逆に当日まで渡す機会が無かったり、カメラマンが誰になるかわからないからコンタクトが撮れないような発注は、後悔写真への第一歩を進んでいると思います。
以上、私なりに後悔する確率を減らしていく方法を書きました。
特に提携業者検討している方に参考になれば幸いです。
ありがとうございました。
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